
「将来のお給料、ちゃんと上がるのかな…」
「老後のこと、なんとなく不安だけど、何から始めればいいんだろう…」
こんにちは!
FP事務所MONEY BASE代表の、橋本です。
私も1児の父として、そして多くのお客様と接する中で、20代・30代の方が抱えるこうした漠然としたお金の不安を、日々肌で感じています。
資産運用は、ただお金を増やすためだけではありません。
あなたの、大切な人生の選択肢を増やし、将来の安心を手に入れるための「お守り」のようなものです。
本記事では、これまで多くのお客様のライフプラン作成に携わってきた専門家の視点から、資産運用が必要な本当の理由、メリット・リスク、そして初心者が失敗しないための始め方について、徹底的に分かりやすく解説します。
1. なぜ、今すぐ資産運用が必要なのか?3つの理由
資産運用は、一部のお金持ちだけがやる特別なことではありません。むしろ、将来の経済的な不安を軽くし、より自分らしい人生を送りたいと願うすべての20代・30代にとっ資産運用は、一部のお金持ちだけがやる特別なことではありません。
むしろ、将来の経済的な不安を軽くし、より自分らしい人生を送りたいと願うすべての20代・30代にとって、必須の知識と言えます。
私がご相談に乗る中で、ほとんどの方が「もっと早く、20代のうちから始めておけばよかった」とおっしゃいます。
なぜなら、日本の低金利環境や、気づかぬうちにお金の価値を蝕むインフレ、そして公的年金だけでは心許ない老後資金の問題を考えると、ただ銀行に預けているだけでは、あなたの大切なお金の価値は静かに、しかし確実に目減りしてしまうからです。
理由1. インフレリスクから、あなたのお金の実質的な価値を守るため
「インフレ」と聞くと、少し難しい言葉に感じるかもしれません。
しかし、これは私たちの生活に直結する、非常に重要な問題です。
インフレとは、モノやサービスの値段(物価)が上がり、相対的にお金の価値が下がってしまうことを指します。
身近な例を挙げると、去年150円で買えたコンビニコーヒーが、今年は160円になっている。
これも立派なインフレです。
これが、もっと大きな住宅や教育費、老後の生活費で起こるとどうでしょう?
政府や日本銀行は、年2%の物価上昇を目標に掲げています。
もしこのペースでインフレが進むと、現在100万円で買えるモノやサービスの価値は、10年後には約82万円、20年後には約67万円にまで目減りしてしまいます。
これは、あなたが必死で貯めた100万円が、何もしなければ20年後には3分の2の価値しかなくなってしまうことを意味します。
これが、「銀行預金だけが持つ、静かで確実なリスク」の正体です。
資産運用、特に株式や投資信託などを活用することで、インフレ率を上回るリターンを目指し、将来の購買力を守ることが可能になるのです。
理由2. 超低金利時代で、お金を効率的に育てるため
ご自身の銀行口座の普通預金の金利、ご存知ですか?
例えば、多くのメガバンクの普通預金金利は年0.001%ほどです。
100万円を1年間預けても、税金を引かれるとわずか8円しか増えません。
もはや、ATMの時間外手数料を一回払ったら赤字です。
一方で、株式や投資信託を全世界にバランス良く分散し、長期的に運用すれば、歴史的には年3~7%程度のリターンが期待できます。
(もちろん、これは保証されたものではなく、リスクも伴います。)
私も、娘の教育資金や自分たちの老後資金は、NISAやiDeCoといった制度を活用し、全世界の経済成長にコツコツと投資をしています。
このように、超低金利の時代では、預貯金という「守り」だけに頼るのではなく、資産運用という「攻め」の視点をバランス良く持つことが、お金を効率的に育てる上で不可欠なのです。
理由3. 「人生100年時代」の老後資金と、公的年金を賢く補うため
日本の公的年金制度は、世界的に見ても非常に優れた制度です。
しかし、深刻な少子高齢化の影響で、私たちが将来受け取る年金の額や、受け取り始める年齢が、今よりも厳しくなる可能性は、残念ながら否定できません。
老後の生活費は、夫婦2人で最低でも月額23.2万円、ゆとりのある生活を送るには月額37.9万円が必要というデータもあります。
一方で、厚生労働省のモデルケースでは、標準的な年金額は月額22.4万円(令和6年度)です。
正直なところ、公的年金だけで「ゆとりのある老後」を送るのは、かなり難しいと言わざるを得ません。
この「理想と現実のギャップ」を自分自身で埋める努力が、今の現役世代には求められています。
そのために国が「ぜひ使ってください!」と強力に後押ししているのが、NISAやiDeCoといった、税金が大幅にお得になる制度なのです。
2. 資産運用のメリット
では、勇気を出して資産運用を始めると、具体的にどんな素晴らしい未来が待っているのでしょうか?
長期的な資産形成が可能(複利の力)
時間を味方につけることで、得られた利益がさらに新しい利益を生む「複利」の効果を最大限に活用できます。
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだこの力は、特に20代・30代のような若い世代にとって最強の武器になります。
インフレ対策になる
上記で詳しく解説した通り、現金や預貯金の価値が目減りするリスクから、あなたの大切な資産を守ってくれます。
老後の経済的な安心に繋がる
公的年金という「土台」の上に、自分自身で育てた資産という「2階部分」を築くことができます。
これにより、老後の生活を誰かに依存することなく、経済的に自立した、尊厳ある豊かな暮らしを目指せます。
人生の選択肢が劇的に増える(FIREも夢じゃない)
経済的な余裕は、心の余裕に直結します。
これは、私がご相談に乗っていて最も実感することです。
資産という「土台」があることで、人生の選択肢は大きく広がります。
「やりがいのない仕事だけど、生活のために辞められない」という状況から脱却できます。
「スキルアップのために、一度会社を辞めて大学院に通う」という挑戦もできるようになります。
「パートナーの転勤に、迷わずついていく」という決断も、よりしやすくなるでしょう。
そして、「子どもに、お金を理由に夢を諦めさせなくて済む」という、かけがえのない選択も可能になります。
このように、人生のあらゆる岐路で、「お金のことを心配せずに、本当にやりたいことを選べる」ようになるのです。
3. 資産運用のリスクとの「上手な付き合い方」
「でも、投資ってやっぱり怖い…」
その気持ち、とてもよく分かります。
資産運用には、もちろんリスクも存在します。
大切なのは、リスクを「避ける」のではなく、「正しく理解し、コントロールする方法を知ること」です。
市場変動リスク(価格変動リスク)
株式や投資信託の価格は、経済の動向など様々な要因で日々変動します。
このリスクをコントロールする最も有効な手段が、投資の三原則である「長期・分散・積立」です。
元本割れのリスク
投資には、銀行預金と違い、預けたお金(元本)が減ってしまう可能性があります。
だからこそ、生活費や近い将来使う予定のお金(生活防衛資金)は、必ず預貯金で確保した上で、余裕資金で投資を行うのが鉄則です。
信用リスク
投資先の企業が倒産するなどして、株式などの価値がゼロになるリスクです。
これも「分散」が非常に有効です。
一つの会社に集中投資するのではなく、全世界の何千社もの企業に分散投資するインデックスファンドなどを選べば、リスクを大幅に抑えられます。
4.結論:さあ、あなただけの「資産運用の地図」を手に入れよう
ここまで読み進めてくださったあなたは、もう「資産運用は、よく分からない怖いもの」ではなく、「自分の未来を豊かにするために、学ぶべき大切なこと」だと感じ始めているはずです。
では、具体的に何から始めればいいのでしょうか?
【初心者向け】資産運用の3ステップ
ステップ1:目的と目標を明確にする
「なぜ」お金を増やしたいのか?
「いつまでに」「いくら」必要なのか?
この目的によって、選ぶべき商品や取るべきリスクは全く変わってきます。
ステップ2:少額から「お試し」で始める
いきなり大きな金額を投じる必要はありません。
新NISAなら、月々数千円からでも始められます。
まずは家計に無理のない範囲で始め、「体験」することが何より重要です。
ステップ3:投資の三原則(長期・分散・積立)を守る
短期的な利益を追い求めず、全世界の成長にコツコツと時間をかけて投資していく。
これが、初心者の方が失敗しないための、最も確実で王道な方法です。
【最重要】なぜ、多くの人が第一歩を踏み出せないのか?
この3ステップが大切なのは分かっていても、多くの人がここで立ち止まってしまいます。
なぜなら、「自分ごと」に落とし込んだ時の具体的な疑問が、次から次へと湧いてくるからです。
だからこそ、FPに相談する価値がある
私たち独立系FPの仕事は、この「あなただけの疑問」に、専門家として、そして人生の伴走者として、一つひとつ丁寧にお答えすることです。
私との無料相談では、
あなたの漠然とした不安をヒアリングし、具体的な計画に落とし込むことで、必要な金額と時期を「見える化」します。
あなたの家計状況を客観的に分析し、無理なく続けられる積立額を一緒に考えます。
あなたの価値観やリスク許容度に合わせ、最適な資産配分の考え方をお伝えします。
この記事で、資産運用の「地図の読み方」はご理解いただけたかと思います。
次は、あなただけの「オリジナルの地図」を、一緒に作る番です。
5. よくある質問(FAQ)
Q1. 資産運用を始めるのに、まとまったお金は必要ですか?
A1. いいえ、全く必要ありません。新NISAなら月々数千円からでも始められます。大切なのは金額より「早く始めること」です。
Q2. 初心者におすすめの投資商品は何ですか?
A2. 全世界株式や米国株式(S&P500)に連動する、低コストのインデックスファンドが、分散が効いており、最初の第一歩としておすすめです。
Q3. 相談したら、何か商品を勧められますか?
A3. いいえ、一切ありません。当事務所は、保険や証券会社に属さない独立系のFP事務所です。金融商品の販売・営業は一切行いませんので、安心してお申し込みください。