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【住宅ローン控除】確定申告(1年目)のやり方完全ガイド!必要書類から書き方までFPが徹底解説

「住宅ローン控除の仕組みやメリットはわかったけど、実際の手続きってどうすればいいの?」
「会社員だから確定申告なんてやったことないし、なんだか難しそう…」

マイホームを購入した喜びとともに、こんな不安を抱えていませんか?
大丈夫です。
住宅ローン控除を受けるための最初の関門である「1年目の確定申告」は、ポイントさえ押さえれば、決して難しいものではありません。

この記事では、お金の専門家であるFPが、初めて確定申告をするあなたのために、必要なステップや書類、書き方のコツを、誰にでも分かるように徹底的に解説します。
この記事を読みながら進めれば、きっと一人で手続きを終えることができますよ。


なぜ1年目は確定申告が必要なの?

普段、会社で年末調整をしている会社員の方にとって、確定申告は馴染みがないかもしれませんね。
住宅ローン控除は、2年目以降は会社の年末調整だけで手続きができます。

しかし、1年目だけは「あなたが住宅ローンを組んで家を買いましたよ」ということを、税務署に正式に知らせる必要があるため、会社員であっても必ずご自身で確定申告をしなければなりません。
この最初の手続きさえ乗り越えれば、翌年からはぐっと楽になりますので、一緒に頑張りましょう。

そもそも住宅ローン控除の制度について、もう一度おさらいしたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。


初めての確定申告 5つのステップ

まずは全体像を掴んで、手続きの流れをイメージしましょう。
やるべきことは、大きく分けて5つのステップです。
一つひとつは決して難しくありませんので、安心してください。

  1. スケジュールを確認する:いつからいつまでに手続きをすればいいのか把握します。
  2. 必要書類を準備する:確定申告に必要な書類を集めます。これが一番の山場です。
  3. 確定申告書を作成する:国税庁のサイトなどを使って、申告書を作ります。
  4. 税務署へ提出する:作成した申告書を提出します。
  5. 税金が還付されるのを待つ:手続き後、指定した口座にお金が振り込まれます。

【チェックリスト】確定申告の必要書類はこれ!

確定申告で最も大変なのが、必要書類集めです。
漏れがないように、リストで一つひとつ確認していきましょう。
どこで手に入るのかも記載したので、参考にしてくださいね。

書類名入手先
確定申告書税務署、または国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成
(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書税務署、または国税庁のサイトからダウンロード
マイナンバーがわかる書類(マイナンバーカードなど)ご自身で準備
本人確認書類(運転免許証など)ご自身で準備
給与所得の源泉徴収票勤務先(会社)
住宅ローンの年末残高証明書ローンを組んだ金融機関(銀行など)
建物の登記事項証明書法務局
不動産売買契約書のコピーご自身で保管している契約書

書類は早めに準備を始めよう

特に金融機関から送られてくる「年末残高証明書」や、法務局で取得する「登記事項証明書」は、手元に届くまで時間がかかる場合があります。
申告期間が始まってから慌てないように、12月頃から少しずつ準備を始めておくと、心に余裕ができますよ。


確定申告書の作成

書類が揃ったら、いよいよ申告書の作成です。
現在は、国税庁のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」を使えば、画面の案内に従って入力するだけで、自動で計算もしてくれるので非常に便利です。
ここでは、特に住宅ローン控除に関する入力で、ポイントとなる箇所を解説します。

例えば、「住宅借入金等特別控除」の欄に、「住宅ローンの年末残高証明書」に記載されている金額や、控除額の計算明細書で算出した金額を転記していきます。
数字を間違えないように、落ち着いて入力しましょう。


手続きでつまずいたら?FPに相談するメリット

ここまで手続きの流れを解説してきましたが、いざ自分の状況に当てはめてみると、
「夫婦のペアローンの場合、どう計算すればいいの?」
「中古住宅だけど、条件は満たしている?」
「そもそも、この住宅ローンの組み方で本当に良かったのかな…」
といった、新たな疑問や不安が出てくることもあるでしょう。

そんな時、私たちファイナンシャル・プランナー(FP)がお役に立てます。

FPに相談すれば、面倒な手続きのサポートはもちろん、住宅ローン控除を最大限に活用するためのアドバイスや、繰り上げ返済の最適なタイミングなど、あなたの状況に合わせた具体的な提案が可能です。
さらに、住宅購入という大きなライフイベントを機に、教育資金や老後資金まで含めた「家計全体の最適化」を図ることができます。

特に、これからのライフプランが大切な20代・30代の方にとって、専門家と一緒に将来を見据えることは、大きな安心につながります。
私たちのサービスについて、詳しくはこちらをご覧ください。


住宅ローン控除の確定申告 よくある質問(Q&A)

最後に、初めて確定申告をする方が抱きがちな質問にお答えします。

Q1. 2年目以降はどうすればいいですか?

2年目以降は、税務署から送られてくる「年末調整のための住宅借入金等控除証明書」と、金融機関から送られてくる「住宅ローンの年末残高証明書」の2点を、勤務先の年末調整の際に提出するだけで手続きは完了です。
確定申告は不要なので、ぐっと楽になりますよ。

Q2. 医療費控除やふるさと納税も一緒にできますか?

はい、もちろん一緒に申告できます。
確定申告書には、それぞれの控除を記入する欄がありますので、まとめて申告しましょう。
e-Tax(電子申告)を利用すると、計算も自動で行われるので便利です。

Q3. 提出方法はどんなものがありますか?

提出方法は主に3つあります。
1つ目は、e-Taxを利用してインターネット経由で提出する方法。
2つ目は、印刷した申告書を税務署へ郵送する方法。
3つ目は、税務署の窓口へ直接持参する方法です。
感染症対策や利便性の観点から、e-Taxでの提出が最もおすすめです。


まとめ

初めての住宅ローン控除の確定申告、お疲れ様でした。
少し複雑に感じたかもしれませんが、この記事で解説したステップに沿って進めれば、必ず無事に手続きを終えることができます。
この最初のステップを乗り越えれば、大きな節税メリットを10年以上にわたって受けられるのですから、頑張る価値は十分にあります。

そして、住宅購入はゴールではなく、新しい生活のスタートです。
この機会に、お金に関する不安を解消し、将来のライフプラン全体を見直してみてはいかがでしょうか。
私たちFPは、そんなあなたの心強いパートナーとして、いつでもご相談をお待ちしております。

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